太陽光発電見積もりの見方!押さえておきたいチェックポイントとは?
太陽光発電を購入したいと考えていても、何から始めればよいかわからないという人もいるでしょう。太陽光発電の設置で失敗しないためには見積書の見方をよく知っておく必要があります。今回は太陽光発電の見積もりの見方や押さえておきたいチェックポイントについて紹介します。設置の参考にしていただければ幸いです。
太陽光発電システムの見積もり!確認すべきポイントとは
太陽光発電の設置を失敗させないためには、見積書にしっかりと目を通しておかしな点や、気になる点がないか確認をする必要があります。
適正な価格か見極めるためにも見方を知るのは大切です。見積書は業者によって書式はさまざまです。普段見積書を目にする機会の少ない人もいるでしょう。今回は見積書をチェックするときに確認すべきポイントについて紹介します。
総額
太陽光パネルの価格設定が安いことを売りにしていても、工事費を含めると高額だったというケースもあります。
極端に安すぎる見積もりの場合は、安全対策や重要な工事が含まれていない悪質業者の場合もあります。
相場とかけ離れている見積もりでないか注意しましょう。相場がわからない場合は見積もりを複数とるのもよいでしょう。
内訳
蓄電池を購入したり、太陽光発電と合わせてオール電化にしたりする場合は総額のみを確認すると、それぞれにいくらかかっているのかがわかりにくくなります。
内訳から太陽光発電の材料費や工事代などを拾い出し、太陽光発電にかかる費用、蓄電池にかかる費用、オール電化にかかる費用などそれぞれの金額を確認して、妥当な金額であるのか確認しましょう。
補助金差し引き前の金額を確認
見積もりの総額を見る場合は、補助金の差し引き前と後のどちらであるのか確認をしましょう。総額だけを確認して安い業者を選ぶと、実は補助金差し引き後の見積もりの場合もあります。
補助金差し引き前の見積もりを提出していた別の業者の方が安かったと後から気が付くことにならないためにも、補助金差し引き前の見積もりであるか確認しましょう。
補助金の金額は自治体によって違うため、相場がわかりにくくなる原因にもなります。比較するときは見積もりの条件をそろえて比較しましょう。
kW単価
kW単価は1kW発電させるのにかかるコストはいくらかを表していて、太陽光発電を販売している会社では統一の表現です。
「総額」÷「パネルのkW数」で計算ができます。見積もりの総額は高いけれど、kW単価が安い場合もあるので、総額と合わせて確認をしましょう。
太陽光パネルの数が多いとkW単価が安くなります。簡単に安くできる項目のため、性能が悪いパネルをたくさん設置してkW単価を安く見せようとする業者もいるため、注意しましょう。
失敗しない太陽光発電システムの選び方
太陽光発電を選ぶときに失敗しない選び方について説明します。
パネルの性能
太陽光パネルを設置する場合、パネルの性能は重要なポイントです。
同じメーカーであってもパネルの種類で性能や価格は大きく違います。パネルがどのメーカーであるかだけではなく、型番まで確認しましょう。見積金額に最も影響するのはパネルの性能です。
初期費用と発電量
太陽光発電は初期費用が安い業者を選べばお得というわけではありません。
価格の安いパネルは発電量が低く、発電性能のよいパネルはその分価格が高くなります。
初期費用が多くかかる場合でも、多くの発電量が見込めれば将来的に収益が多く見込める場合もあります。初期費用だけでなくどのくらい発電されるのか、発電量もチェックしましょう。
太陽光発電の契約前に知っておくべきこと
太陽光発電は、さまざまな方法で販売をされています。
エコな暮らしをしたい、家族の安全のために設置したいなど暮らしをよくしたいと考えている人を騙して、工程を省いた工事をしたり、高額な費用を請求してきたりする業者がいることは知っておきましょう。
訪問販売などで高額での契約を迫るケースも後を絶ちません。契約前に信頼できる業者であるか入念に確認をしましょう。
アフター管理はしっかりしているか、安全対策にかかる費用についても詳細に説明してくれるか、よく確認しましょう。必ず疑問点や不安点を解消してから、信頼できる業者と契約をしましょう。
まとめ
太陽光発電システムの見積もりの確認すべきポイントについて説明をしました。普段見積もりを目にする機会が少なく、どの部分をチェックすればよいかわからない場合は、総額や、補助金差し引き前の金額であるか、kW単価やパネルの型番などに注目しましょう。適正な価格であるか確認する必要があります。相場がわからない場合は複数で見積もりをとって比較してみましょう。初期費用が安い業者に頼みたいと考える場合でも、将来的には、発電能力の高いパネルの方が収益を出しやすい場合もあります。将来の見込みも考慮して商品を選びましょう。悪徳な業者も存在するので必ず何社か比較をして信頼できる業者を見つけましょう。