千葉県の太陽光発電の投資で儲けるにはどうすればいい?
FIT制度が見直され「太陽光発電投資は儲からない」という話をすでに耳にした方も多いのではないでしょうか。近年の売電価格低下や太陽光発電の普及など状況が変化していく中、太陽光発電投資は2021年でも儲かるのか?この記事では、2021年現在でもできる太陽光発電の投資方法や失敗しないためのポイントについて解説していきます。
太陽光発電への投資方法は変化してきている
2012年から始まった低圧(10KW以上50KW未満)の太陽光発電はFIT制度(固定価格買取制度)の追い風を受け、サラリーマンや投資家を中心に瞬く間に普及していきました。しかし、近年では買取価格の低下や低圧の全量買取ができなくなったこともあり、結果として「2020年から太陽光発電は儲からない」という声が増えていきました。
しかし、太陽光発電投資がまったくできなくなったという訳ではありません。むしろ、世界的な経済不安に見舞われるコロナ禍においての安定した投資先として、再び太陽光発電投資が注目を集めています。2020年以降太陽光発電投資の風向きは大きく変わりましたが、それに伴い投資方法にも変化があらわれました。それでは、どのように投資方法が変化したのでしょうか。その方法について具体的に確認していきましょう。
2021年時点で主流となっている投資方法
従来の太陽光発電の投資方法としては、太陽光発電設備を導入し、FIT制度にもとづく売電によって収益を得るという方法が一般的でした。しかし、上記で説明した理由によって太陽光発電投資は向かい風に立たされてしまいました。これらの現状を踏まえ、2021年現在ではどのような投資方法が主流となっているのでしょうか。ここでは、2021年でもできる4つの投資方法について具体的に紹介していきます。
新たな売電先「新電力」
FIT制度にもとづく電力の買取期間は10KW未満の住宅用で10年間と定められています。FITの前身となる太陽光発電の「余剰電力買取制度」は2009年にスタートしたため、2019年に太陽光発電でFITを満了した人が増え始めました。いわゆる「2019年問題」や「卒FIT」といわれるこれらの問題にともなって新たな売電サービスを行う電力会社が登場しました。
それが「新電力」です。新電力へ売電するメリットは、法人向けのお得なサービスや料金プランを受けられることです。全国にある東京電機などを代表とする一般電気事業者は、特定の法人に向けたサービスができない決まりになっています。それに対し、新電力は一般電気業者とは異なる商売電気業者なので、新電力のみが提供できる法人向けのサービスや料金プランによって高価格で安定した売電ができるという点が新電力の最大のメリットです。ただし、新電力へ売電するデメリットもあり、主に以下の3つが挙げられます。
・売電できる対応エリアに条件がある
・設備の容量によって売電できない場合がある
・新電力が倒産してしまう恐れがある
新電力は規模が小さいため対応できるエリアや設備容量に制限があります。また、新電力は倒産のリスクが常に付きまといますが、万が一倒産してしまった場合でも、売電先を変更できるので、売電先がなくなるという心配はありません。
中古物件の購入で売電価格を安定させる
中古物件の購入とは、すでに売電実績を有している稼働済みの太陽光発電を購入することです。中古物件はすでに稼働実績を有しているため、発電量や利回りなどの予想や事業計画が立てやすいというメリットがあります。FITにもとづく電力の買取価格は年々低下していますが、もともと設置されていた発電設備の売電価格は申し込みをした年度で固定されているため、中古物件を購入することで新規物件よりも高額な売電価格で売電することも大きなメリットとなります。また、現物確認や物件調査が行えるほか、2019年以前に売電の権利だけ獲得しており、まだ発電設備を設置していない方が権利だけを売り出しているケースもあります。
太陽光発電ファンドに参加する
太陽光ファンドとは、企業や自治体の運営者が出資者を公募し、太陽光発電投資を行うという一種の「投資信託」です。本来なら太陽光発電システムを導入するには多額の資金が必要ですが、太陽光発電ファンドではあくまで出資者の1人として参加するため、土地を用意せずに、一口10万円程度の少額で投資に参入できます。
ローコスト、ローリスクでの投資ができるということが太陽光発電ファンドの最大のメリットといえるでしょう。デメリットとしては、出資者の一人として参加するため、事業者の運用方法に介入できないことや、ほかの太陽光発電投資と比べ利回りが低いということなどが挙げられます。
発電所への投資
メガソーラー(太陽光発電所)とは、発電量が1KWを超える規模を持つ太陽光発電設備のことです。メガソーラー事業への投資には自治体や民間企業なども参入しており、規模が大きいことから、初期費用やランニングコストも大幅にかかりますが、その分得られる売電収入も莫大で利回りも高いです。住宅用や小規模な太陽光発電とは異なり、売電価格は入札制で全量買取してもらうことができます。また、買取期間も20年間と長期に渡り固定されています。
一方、デメリットとしては、建設物が野外に建てられていることから、台風や雷などの大規模な自然災害による破損のリスクが生じてしまいます。また外気にさらされることから経年劣化や設備故障についても考慮する必要があります。
太陽光発電への投資で考えられるリスク
投資というからにはメリットだけではなく、もちろんデメリットやリスクも存在します。今後想定されるリスクとしては、売買価格のさらなる低下や、パネルの劣化・故障、自然災害による思わぬ損害など、さまざまなリスクを被る可能性もあります。起こりうるリスクについてもしっかりと理解し、対策を練ることで失敗を防ぐことができるので考慮しておくとよいでしょう。
ここでは、2021年でもできる太陽光発電の投資方法やそれぞれのメリット・デメリットについて紹介しました。「太陽光発電の投資は儲からない」といわれていますが、最新の情報を知り、変わりゆく現状や投資方法について理解することで2021年においても太陽光発電投資で儲けることは充分に可能です。興味を持った方はぜひ、この記事をお役立てください。