千葉県の太陽光発電の投資はメリットだけではない!リスクも知ろう
コロナ禍で世界的な経済不安に見舞われる中、「安定した投資先」として再び太陽光発電投資が注目を集めています。投資というからにはメリットはもちろん、リスクについても理解しておく必要があります。この記事では、太陽光発電投資の仕組みやメリット・デメリット、想定されるリスクについて解説していきます。
太陽光発電への投資で儲けるコツ
太陽光発電投資で利益を得るならば、まずその仕組みについて理解する必要があります。不動産投資における設備投資などと同じように、実物資産を保有して定期収入を得る太陽光発電投資にも初期費用が発生します。太陽光発電システムの性能を維持するための管理費やメンテナンス費用、ランニングコストなどが必要となります。
それに対し、家の屋根などに設置した太陽光パネルやパワーコンディショナーによって生成された電気を電力会社が買い取ることで事業者にお金が支払われる行ためを「売電」と呼び、発電した電気を売電することによって収入を得ることができます。
初期費用などで発生したコストから、売電によって得た収入や発電によって自家消費した電気代の削減額を差し引いたものが収益となります。ランニングコストが収入より多い場合、初期費用は太陽光発電導入から期間が経過することで回収できます。それ以降については、収入とランニングコストの差額がそのまま利益となります。初期費用については、導入してから何年後にすべて回収できるかをシミュレーションしておくとよいでしょう。
太陽光発電投資で実際に儲けるには?
太陽光発電投資を始めてからしばらくの間は、初期費用の回収に収益を充てることになります。初期費用が少なければ少ないほど、その分回収期間も短くなります。よって、利益を早く得るにはなるべく初期費用を安く抑える事が重要です。
一方で、発電に必要な太陽光パネルの購入の際についても注意が必要です。太陽光パネルは製品によって発電効率が異なり、発電効率の差によって得られる収益が大きく変化します。発電効率の高い製品を購入することによってその分多くの収益を得ることができます。ただし、高効率の太陽光パネルほどコストがかかるため、初期費用とのバランスを考え選ぶようにしましょう。
太陽光発電への投資の魅力
コロナ禍における安定した投資先として再び注目を集めている太陽光発電投資ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、太陽光発電投資における主なメリットや強みについて紹介していきます。
FIT制度で確実な収入を確保できる
太陽光発電投資の収益安定性はFIT制度(固定価格買取制度)によって確保されています。固定価格買取制度とは、再生可能エネルギーによって発電した電気を、電力会社が一定期間、固定価格で買い取ることを国が約束する制度のことです。売電できる価格と期間を国が保証しているため、一定期間内であれば同じ価格で安定して売電できるので、先を想定したシミュレーションも立てやすいというメリットもあります。
社会情勢の変化を受けにくい
太陽光発電投資は、コロナ禍や世界的な経済情勢の変化においても大きな影響を及ぼさないというメリットがあります。実物資産を保有する不動産投資と比較されがちですが、太陽光発電投資はオフィス需要や人口減少による「空き家」リスクがなく、太陽が昇っている限り安定的に収入を得ることができます。
消費税が還元される
太陽光発電投資は消費税の課税対象事業のため、消費税の課税事業者を選択することで、支払った消費税が売電で預かった消費税より多い場合は、消費税還付を利用することが可能です。消費税還付により、利回りがよくなるので初期費用がかかりがちな太陽光発電投資において大きなメリットとなるでしょう。
太陽光発電への投資に存在するリスク
太陽光発電投資で得られるメリットの一方で、リスクも存在します。想定されるリスクにおいてもしっかりと理解し、対策をとることでリスク回避につながります。ここでは、太陽光発電投資で今後起こりうるリスクについて紹介します。
太陽光パネルの劣化
太陽電池自体は消耗を伴わないため半永久的に稼働し続けますが、屋外などにさらされる太陽光パネルは、雨風や雷などによってどうしても経年劣化を免れません。また、パワーコンディショナーについても同様です。発電設備は性能が低下することによって発電量、売電量が少なくなってしまうので、性能を維持するためのメンテナンスは必要不可欠です。投資のシミュレーションを行う際は、システムの故障や破損、経年劣化による発電量、売電量の減少についても考慮しておく必要があります。
利回りの低下
投資をするにあたって重要視される利回りの低下が懸念されています。太陽光発電投資が始まった当初は安定性が高く、利回りも10~12%といわれており非常に魅力的な投資先として注目を集めていましたが、近年では利回りが低下してしまい以前より利益を得にくくなってしまいました。しかし、今から太陽光発電投資を始めたからといって、以前と比べ儲からないということはありませんので、将来の収益の安定性を考慮しつつ、投資先として見合うか判断することが大切です。
将来的な売電価格低下の不安
FIT制度で買取価格が固定されるのは最長20年間であり、期間終了後は市場価格で売電することが前提となっていきます。固定価格が年々下がっていることを考えると、今後さらに売電価格が低下してしまう恐れもあります。ただし、再生可能エネルギーの一つである太陽光発電で発電した電気を売却できなくなるという可能性は低いでしょう。
投資において大切なのはいかにリスクを回避し、安定した収入を得るかです。この記事を参考にメリット・デメリットを踏まえ、太陽光発電投資に取り組んでいただければと思います。